寒い寒いと思っていましたが、
いつの間にかすっかり春になりました。
数日前、今年もイソヒヨドリの姿を発見しました。
春第一弾と言えば花粉症です。
今年は早いと言われていて、
実際、すごく敏感な人にとっては2月第2週頃から始まっていた様ですが、
結局爆発するのはやっぱり3月第1週の様です。
ただ、今年は爆発力がすごいです。
それと、今年はこまったことがあります。
薬局にいろんな薬(特に漢方薬)が入ってこない!!
昨年暮れから、小柴胡湯加桔梗石膏が入ってこないと
噂では聞いていたのですが、
当院の周辺では最初のうちは大丈夫だったのですが、
まず桔梗湯がなくなって、
ついでにトランサミンやカロナールも少なくなって、
(まあ、しばらくしたら入ってきましたが)
そのうちに小柴胡湯加桔梗石膏が入ってこなくなって、
仕方がないので小柴胡湯+桔梗石膏を別々に処方したりしていましたが、
今度は桔梗石膏がなくなりました。
まあ、そのうちに寒さが緩んできてのどが痛くなる患者さんが減ったので
なんとかなるかと思っていたのですが、
そうこうしているうちに花粉症が増えてきました。
嫌な予感がしていたのですが、
今度は小青竜湯が品薄になってきました。
クラシエさんの分2タイプがなくなり、ツムラさんの分3タイプも消え、
コタローさんの錠剤も尽きました。
その後、時々少量入ってくる様ですがすぐになくなってしまいます。
これには困りました。
目のかゆいタイプには越婢加朮湯がいい場合もあるので、
それでしのごうかと思いましたが、それももうないと・・・
小青竜湯の裏処方と呼ばれ、
ちょっとマイルドですが麻黄が入っていない分使いやすい
苓甘姜味辛夏仁湯もなくなりました。
他にも八味地黄丸の様な補腎系剤も入ってこない様ですし、
滋陰降火湯なども大分前から入ってこないとのこと。
いったい何が起こっているんでしょう?
まあ、しばらくしたら少しずつ戻ってくるとは思いますが、
今年の花粉症はかなり手強い上に、
武器も少ないので大変です。
まあ、今のところ西洋薬が枯渇して来たという話は聞いていないので
何とかなると思いますが、
これからヒノキの追い打ちが始まります。
どうか無事に乗り切れますように。