左右が意味するもの1

今日の話は話半分で読んでください。

以前、症状が右に出るのと左に出るのとに意味があるのか?
みたいなことをこのブログで書いたことがあります。
スピリチュアル耳鼻咽喉科:右か左か?

その後も診察をしていると
たまに患者さんがつぶやかれることがあります。
「私って、いつも症状が右(左)にばかり出るのよねぇ」

まあ、外耳炎の様な場合両側なる人もたくさんいますが、
確かにどちらか一方しかならない人もたくさんいます。

なぜその症状は右(または左)に出たのか?
そんなん偶然、確率は1/2じゃん。
これでは話は終わってしまうので(笑)
いろいろと屁理屈を考えてみました。

まあ、外耳炎の場合は利き手というのがありますので、
利き手側の方が耳掃除をとかくやってしまうからとか、
あるいは利き手でない側の方が触り方がへたくそだから
ついつい傷つけてしまうとか、
そういう理屈がつく可能性はあります。

では突発性難聴やメニエール病、
あるいは低音障害性感音難聴(LFHL)などはどうでしょう?

メニエール病やLFHLは両側なる人もありますが、
それにしても程度に左右差がある場合も多いです。
突発性難聴に至っては両側同時に起こるのはかなり稀だと思います。
もし同時に起こったなら何らかの病気が
背景にある可能性を考えておく必要があります。

顔面神経麻痺なども概ねどちらか左右片方です。
(といっても、これも反対側にも生じる可能性が
 全くないわけではありませんが)

なぜ右なのか?なぜ左なのか?
ここからが妄想なんですが・・・

その一つの可能性として、スピリチュアルな考え方をするなら、
心理的な影響がもし難聴に影響を与えるようなことがあるとすれば、
つまり、”難聴はが「聞きたくない」という身体表現の一つ”と考えるなら、
例えば、職場で嫌な上司からいつも散々お小言を言われていたりして、
その上司の席が右側(あるいは左側)にあっていつもそちらから
嫌なことを聞かされる・・・だから身体がそちら側の耳をふさいだのだと。
どうでしょう?こんなことあるのでしょうか?

もう一つ別のスピリチュアルな考え方もあります。
古代中国思想の一つに「陰陽」という考え方があって、
その考え方でいくと右側が「陽」で左側が「陰」。(※)
男性が「陽」で女性が「陰」。

だとすれば、右側が男性性、左側が女性性と考えられます。
男性性の表現は「怒り」、女性性の表現は「悲しみ」
ではないだろうか・・・
(もちろん、女性も怒りますし、男性も悲しくなりますが、
あくまで人間の持っている男性「性」、女性「性」という話です。)

※とここまで書いたところで、実は重大な誤りに気づきました。
陰陽についてネットで調べていたら、なんと!
「左が『陽』で右が『陰』」と書いてあります。

僕はいつごろからか・・・
少なくとも上のリンク先のブログを書いた5年前から
今の今で「右が『陽』で左が『陰』」だと思いこんでいました。
イメージ的にはこっちの方がしっくりくるのですが。。。

ですので、右は陽だから男性性/左は陰だから女性性
という論理で話をしようと思っていました。
そしてこの論理から、
”右は「怒り」を左は「悲しみ」を表現しているのではないか”
という話に持っていこうと思っていたのですが・・・

つまり、心に「怒り」をためていると右側に病気が出やすくて、
「悲しみ」をためていると左側に出やすいのではないか。
これが僕が考えていたストーリーでした。

明日に続きます。