さて、やってきましたメトロポリタン美術館展。
展示は3部構成になっています。
I.進行とルネサンス
II.絶対主義と啓蒙主義の時代
III.革命と人々のための芸術
まずは「I.信仰とルネサンス」から。
最初、15世紀の宗教画から始まり、
”人間味あふれる古代の神々を描いた神話画”が中心になります。
僕名はこの時代の絵はあまり好みではありません。
キリスト教も神話もそれほどよく知らないからかもしれません。
それでもそんな中、このセッションで最も印象に残ったのは、
エル・グレコ『羊飼いの礼拝』。
(資料はメトロポリタン美術館展のHPから拝借しました)
遠くから見て、「おっ!エル・グレコかな?」と思って近づいてみると、
やっぱりエル・グレコでした。
エル・グレコをそんなにたくさん見たことがあるわけではありませんが、
大原美術館で『受胎告知』や
スペインのトレドのサント・トメ教会の『オルガス伯の埋葬』、
そして、自分のブログで検索するまで忘れていましたが、
今年1月に行ったロンドン・ナショナルギャラリー展でも見ていました。
・・・その時にも僕は、
”ぱっと見て、「おお!エル・グレコじゃん!」と一人つぶやく。”
なんて書いてますね。
自分の記憶ってあてにならないなと思って、
気になったので家に帰って集めた図録集の中に
他に観たことがエル・グレコがあるか探してみました。
先ほど「そんなにたくさん見たことがあるわけではない」と書きましたが、
2012年に大阪国立国際美術館でしっかり観てました。
図録集も買ってました。
エル・グレコは『羊飼いの礼拝』という絵を
いくつも書いているんですね。
上の展覧会の時にもそっくりの絵が展示されていた様です。
すっかり忘れていましたけど。
さて、このセッションで他に印象に残ったのは、
ルカス・クラーナハ(父)の『パリスの審判』。
右下の女性は三女神。
ウフィッツィ美術館にあるボッティチェッリのプリマヴェーラにも
通じるような気がします。
続きは次回。