線虫はニオイも利く

前回、前々回と線虫が音を聴くという話を中心にお話をしました。

そうしたところ、先日の日曜日、
テレビを見ていたら偶然線虫の話がでてきました。

がっちりマンデー2021/10/24
”儲かる、「当たる」ビジネス!”
「画期的!がんのにおいに反応する小さな虫!その正体とは!?」
(線虫の話は下の方2/3ほど下がったところです)

「HIROTSUバイオサイエンス」という会社。
線虫を用いてがんの早期発見を行っているそうです。

前々回のブログでも書いた様に、
線虫にも嗅覚や味覚があるそうです。
でも、そrが「がんの早期発見」に繋がるとは!

線虫を繁殖させたシャーレに患者さんの尿を垂らしてみると、
線虫がそこに寄っていくのだそうです。

現在のところ、
胃がん、大腸がん、肺がん、乳がん、子宮がん、膵臓がん、
肝臓がん、前立腺がん、食道がん、胆嚢がん、胆管がん、
腎がん、膀胱がん、卵巣がん、口腔・咽頭がん
の、15種類のがんに線虫は吸い寄せられるらしい。
(どのがんかまでは分からないそうですが)

それも、ステージ0や1の早期がんにも反応するらしく、
人間ドックの腫瘍マーカーと比べても圧倒的に感度がよいそうです。

最初に「線虫にも嗅覚や味覚がある」という文を読んだ時には、
それが医療にこんな風に応用できるとは考えもしませんでした。