お彼岸といえば、彼岸花ですね。
僕は高知医科大学(現 高知大学医学部)出身なのですが、
大学のすぐ南に国分川という川が流れていました。
お彼岸になるとこの川の河原に
彼岸花が大量に花を咲かせていたのを覚えています。
お彼岸に咲くので彼岸花。
実に見事にお彼岸に花を咲かせますね。
その色もやや朱色がかった赤で毒々しく、
普段全くその存在を消しているがのごとく目立たないのに、
秋のこの時期に限り突如その姿をアピールしてきます。
さらに、毒があり、種では増えず、
日本に生存する彼岸花はすべて遺伝的に同じだとか。
ということは、あんななに沢山ある日本中の彼岸花が、
人の手で植えられて増えたということなんでしょうか?
田んぼにやってくるモグラなどを寄せ付けないために植えたとか、
飢饉の時に、毒を抜いて食用にしたとか、色々な説があります。
それにしても、あまりに妖しすぎる・・・
お彼岸にさくことや、墓地などによく咲いていることから
忌み嫌う人もいますが、何となく気になる存在です。
下の絵は、私の家内の母親の叔父さんという方の絵です。
俳画などをされていて、西脇市岡之山美術館の館長をされていたそうです。
残念ながらお目にかかることはできませんでした。
何点か開業の時にいただいた色紙の中の一つなんですが、
他の作品は当院の玄関入ったところなどに時々飾っているのですが、
彼岸花はやっぱり患者さんが嫌がられるだろうなと思い、
今まで一度も飾ったことがありませんでした。
今回、ブログ開設に伴い、ネットの中でだけ、
一度お披露目させていただきたいと思います。
<雑感>