昨日からの続きです。
この本では「共感覚」についての考察と一緒に、
「七」の謎についても触れられています。
なぜ虹は「七色」なのか?
実際には他の国では5色とか6色とか、
そんな話も聞いたことがあります。
逆に本当の虹はグラデーションで少しずつ色を変わっているので、
色は無数にあるとも言えます。
実際に7色と思っていると7つにしか見えないでしょうが、
これは本来見え方の問題でなく当てはまる言葉があるかどうか、
つまり概念の問題ということでもあります。
人間は物事を差別化して認識しようとしても、
だいたい7つで止まってしまうのだそうです。
七不思議、七つの海、七つの大罪(僕はこれは知りませんでした)、
七福神、白雪姫と七人の小人、などなど(p.102)
音階も7つ、虹も7つ。AKB48の神七にまで言及されています。
そう言えば、七賢人とか、七人の侍、賤ヶ岳の七本槍、
なんてのもあります。
そして、それ以上=「八」になると
四方八方、八百万(やおろず)の神、うそ八百とか、
八百屋(おそらく野菜がたくさん)、八重桜、八方美人などなど、
「たくさん」という意味が付加されるわけですね。
まあ、色に関する仕事をしている人、
言葉に敏感な仕事をしている人などにかかれば、
赤色といっても、緋色やあかね色、あるいは朱色もあります。
青色ならスカイブルーやコバルトブルー、トルコブルーなどなど、
少しずつ違う「青色」をあげることができます。
それでもそれは「赤色」「青色」と言ったフォルダが先にあって、
あくまで細分化したものと捉えると、
やはり概念のフォルダは7つ程度になるそうです。
そして、その7つはそれぞれ均等に
意味づけのウエイトが置かれているのではなく、
それぞれに立ち位置のようなものがあるのだと。
詳しくは本をご覧下さい。
それにしても、
もともと顔を覚えるのが苦手な僕は、
モーニング娘。も、初代の頃は多少わかりましたが、今や全く。
そもそも、おニャン子クラブの時でも何人を把握していたかなぁ。
今や48のグループの構成メンバーときたら、
誰が誰やら全くわかりません。