上咽頭炎研究会に出席して

一昨日は、大阪で行われた上咽頭炎研究会に出席してきました。

この研究会は、今年で4回目。
主に関西の開業医が集まって
上咽頭炎についての診療について勉強をしています。
(私は、ほとんど講演を聴いているだけですが)

中心的話題は、塩化亜鉛療法(B-Spot療法)についてですが、
今回の講演の中で、榊原先生のNBI(狭帯域光法)内視鏡による
上咽頭炎の観察結果は素晴らしい発表でした。

私の医院には、現在のところNBI内視鏡は導入していませんが、
この講演を拝聴し、次内視鏡を更新するならNBIもいいかなとも思いました。
(まあ、まだまだ値段も高いのでどうなるかわかりませんが。)

塩化亜鉛療法(塩化亜鉛を上咽頭という場所に塗布する治療法)は
私の医院でも行っていますが、
多少疼痛が強いことや、出血することもあり、
それをどう患者さんに理解、納得していただくかが気になっていました。

今回、主催者の一人、西田先生は講演で、
疼痛に対する患者さんへの説明にデータを示してくださいました。

上咽頭は、これだけ医学が発達してきたのに、
意外に見過ごされている場所だというのが、
上咽頭炎研究会に参加した医師達の印象です。

この上咽頭に働きかける治療は結構有効だなと思います。