昨日から早口言葉の話をしています。
オーラルフレイルの予防として
早口言葉が 有効なんだそうですが、
そもそも早口言葉は
滑舌の練習としても昔から行われていました。
もう10年近く前になりますが、
元日本短波放送(現在のラジオNIKKEI)のアナウンサー、
大橋照子さんが主催する話し方教室の1日体験講座を
受講したことがありました。
その時にいただいた資料の中に、
滑舌をよくするための文章がたくさん並んでいました。
大橋先生は早口言葉として無理に早く言うよりも、
一つひとつハッキリ発音するのが大切とおっしゃいましたが、
最初のうちは普通の速さでもうまく読めませんでした。
中でも次の文がうまく読めませんでした。
>巣鴨駒込 駒込巣鴨
>新年の中小商工業会議で始まった 新春シャンソンショー
>バス、ガス爆発
>とろろいもを取る苦労より、
とろろいもからトロッとするとろろ汁を取る苦労
実際にはとろろいもを地中から折らずに掘り出す作業の方が
難しいと僕は思いますが、それはさておき・・・
毎日何回か読んでいるとそのうちに噛まなくなりました。
そして、その頃から、
聞こえが悪いと受診される患者さんの中でときどき、
「人がしゃべっているのはわかるんだけど、
何をしゃべっているのかがわかりにくい、
・・・先生の声はよくわかるんだけど」
と言われることが増えました。
それまではそんなこと言われたことがなかったのに。
まあ、そんなわけで、
滑舌は鍛えれば結構できるようになることは
自分の体験からもわかります。
おそらくオーラルフレイルにもいいのだと思います。
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ところで、既存の早口言葉もいいですけど、
何かオリジナルの早口言葉でも作ってみるのも面白いかも。
最近、そんなことを考えていました。
しかし、そこですぐに取りかからないのが凡人たるところ。
他にCOVID-19や腸内細菌の記事が出てくると
そちらに気をとられ、結局何もせずにおりました。
そうしたところ、先日、テレビで
「ベストワン」というお笑い番組を見ていたときでした。
大谷健太さんという方がフリップ芸で
早口言葉を披露されていました。
これが面白い!
あまり書いちゃうと面白みがなくなるかもしれませんので、
いくつか僕のツボにハマったものだけならべておきます。
>摘出手術中 ふつうシチュー食う?
>ペアルック ヘルメット モルモット 細マッチョ フルぼっこ
>急にキュウリ9本食う子急増
>飲み水盗みミミズク
こうした文章に応じた絵を見せながら
大谷さんは早口でまくしたてるのですが、その絵が絶妙!
一見何なの?と思わせておいて文章を聴くとアハハ!となります。
と、文章で書いてもなかなかうまく伝わらないので、
あとは、YouTubeでご覧下さい。
>【早口言葉①】大谷健太チャンネル開設!!
>【早口言葉②】