前世療法@関西催眠研究会

ちょっと前に、関西催眠研究会のお話をしました。

その後、1,2回この会には顔を出しましたが、
最初にも書いた様に、仕事には使えそうではないし、
催眠術で治すなんて言ったら怪しまれるし(笑)、
そもそも自分にカリスマ性がないので、
だれもかかってくれないだろうし、
ということで、自分の興味がいくらか満たされたところで、
行くのをやめてしまいました。

ところが、昨年の1月、
まだ新型コロナウイルス感染症が流行り出す少し前、
午後から大阪に出かける用事ができました。
ちょうど同じ日の午前中に催しが開催されることがわかりました。
どうせ大阪まで行くのなら久しぶりに覗いてみるか。
そんな感じで催しに参加しました。

今回のテーマは「前世療法」。
これまた、超あやしい!
(関係者の皆様スミマセン)

講師は米国催眠療法協会認定トレーナーの坂口勇先生。
2部構成で、1部はヒプノセラピー(催眠療法)や
前世療法についての講義で、2部は実際にエクササイズ。

いろいろお話を聴いてみると、
セラピーという観点からすると
「前世」があるかどうかはあまり問題ではないようです。
(ただ、中にはスピリチュアルを前面に出してくる様な
施術者もいるかもしれないので、
そこは気をつける必要があるかと思います。)

前世あるいは前々世などに戻るというシチュエーションを借りて、
自分の無意識にアクセスすることが、
この「前世療法」のポイントなんだろうと思います。
つまり頭に浮かぶものを浮かぶままに任せる
自由発想みたいなものなんだと思います。
(と、わずかに囓っただけの僕が言ってしまっていいのかどうか)

今回のエクササイズは
受講者(5人くらいだったかな)一緒に行いました。
まずはリラクゼーション。
そしてトレーナーが言われる風景を頭の中に思い浮かべます。
この時、浮かんできた風景を否定せず浮かぶに任せるようにすると
どうも、そのあと色々と風景が浮かびやすくなる様です。

そうして、自由発想的なことに慣れてきところで、
「では中世に飛んでみましょう!」というトレーナーの声。

その時、僕の場合は、石造りの古い家が頭に浮かんできました。
どうも中世のヨーロッパに飛んだ様です(笑)。
そこには少し歳老いた女性が糸車を回していて、
その横で幼い少年が遊んでいて、どうもそれが僕みたいなのです。

すると、トレーナーから、
「では、時代をもう少し進めましょう!」と声がかかりました。
すると僕の頭の中は、大正時代風の畳の間になりました。
僕は和服を着て机の下に足をつっこんで寝ています。
どうやら小説家の様です(笑)。

おもしろいなぁ、そう思っていたら、
トレーナーから再び声がかかりました。
「では、現代より少し先に飛んでみてください」
そうなんです!未来にも飛べるんです(笑)
僕はエジプトのピラミッドに来ている様です。
「人生楽しもうよ!」
何となくそんな声が聞こえたような気がしました。

まあ、これが大雑把な体験談でした。
(1年前のことで、ちょっと忘れてしまったところもありますが)

まあ、これをして、だからどうなんだ、という話なのですが。
人によってはこうした施術で、無意識にアクセスすることで、
自分でも気がつかなかった自分に出会えるかもしれません。

ただし、こうした深層心理を扱う(かもしれない)ものの中には、
何らかの意図を持って行おうとする人がないとは
言い切れませんので、その点は十分ご注意ください。