新型コロナ感染症とプレボテラ菌?1

註(2020.6.16):
話として面白かったので取り扱っていますが、
あきらかな因果関係は証明されていません。
>Prevotella菌悪玉説の否定サイト
の記事ものちほどお読み下さい。
註追加終わり

昨日からの続き

ここで、先のSantePort Royal社のHPに戻ると、
別の記事が紹介されていました。
Covid-19 : Et si on ne cherchait pas a tuer le virus…
(Covid-19:ウイルスを殺そうとしなかった場合はどうなりますか…)

発信元は、AgoraVoxという
ボランティアおよび非専門家のライターによるサイトです。
筆者は科学の先生だそうで、
自分で実験をやったとか、そういう論文ではありませんが、
多くの論文を読んで、仮説を組み立てた様です。

ですので、科学的な出版物でもなく、正当性もないので、
記事をうのみにしないようにと警告されています。

その上での筆者の考察:
I COVID-19についての疫学
・高齢者と免疫不全や糖尿病、慢性閉塞性肺疾患などに多い
・乳幼児に少ない
・女性がやや少ない
・アジアの一部やアフリカは、ヨーロッパより衛生状態が悪い
と思われる(と書いてます)にもかかわらず感染者が少ない
(註:この文が出た時にはアフリカの感染者は少なかった)
これは、自然とのふれあいが多いということ

IICOVID-19の症状
・潜伏期間が比較的長く、最初のうちは症状が軽いこと
・症状が重症化する時は急激なこと
・耳鼻咽喉科領域の障害
・口腔の症状(歯肉炎や歯周炎)
↑これは僕はあまり気にしていませんでした

こうしたことを踏まえると、一つの考えが浮かぶのだと。
それがプレボテラ属の細菌の関与でした。
以下、一部抜粋とその機械訳(by Google翻訳&少し手直し)

”Le Point commun entre tous ces developpements a un nom : Privatella spp. Une bacterie anaerobie Gram negative qui en temps normal fait partie de notre flore commensale, de nos microbiomes intestinaux, vaginaux, pulmonaires, bucco-dentaire et oropharynge. Une infection peut en cacher une autre. La vraie star de cette pandemie est d’apres moi, non pas le SRAS-Co-2 qui est bien le declencheur, mais prevotella qui est d’apres mon hypothese le chef d’orchestre de cette multi-infection. Je vais en faire la demonstration.”
(これらすべての開発の共通点には、Privatella(註:おそらくPrevotellaのスペルミスと思いますが) sppという名前があります。 腸、膣、肺、口腔、中咽頭の微生物叢の、通常は共生フローラの一部である嫌気性グラム陰性菌。 ある感染症は別の感染症を隠すことができます。 このパンデミックの本当の星は、私の考えでは、トリガーであるSARS-Co-2ではなく、私の仮説によれば、この多重感染の指揮者であるprevotellaです。)

”- Le SRAS-Cov-2 n’infectent que tres peu les enfants et n’induit que tres rarement des formes graves chez eux. Une des differences principales entre les voies respiratoires d’un enfant et d’un adulte est le microbiome : chez un enfant, la communaute bacterienne qui domine est composee de Firmicutes et de Protobacteries avec une presence relative d’Actenobacteries, de Bacteroidetes (dont prevotella)… Chez l’adulte, les Bacteroidetes et notamment Prevotella deviennent dominants. Cela vient du fait que le microbiome chez l’enfant provient en grande partie de l’uterus et du vagin de la mere. Au cours de la vie, du fait de notre hygiene de vie, de notre alimentation, des infections bucco-dentaires, ce microbiome evolue (3). C’est cette observation qui m’amena a m’interesser specifiquement a Prevotella.
-SARS-Cov-2は子供にほとんど感染せず、深刻な形態を引き起こすことはほとんどありません。 子供と成人の気道の主な違いの1つは、マイクロバイオームです。子供では、優勢な細菌群集は、ファーミキューテスとプロトバクテリアで構成され、アクテノバクテリア、バクテロイデテス(プレボテラを含む)が比較的存在します。 …大人では、バクテロイデス、特にプレボテラが優勢になります。 これは、子供たちの微生物叢が主に母親の子宮と膣に由来するためです。 生活の中で、私たちのライフスタイル、食生活、口腔感染症のために、この微生物叢は進化します(3)。 このことから、私はプレボテラに特別な興味を持つようになりました。”

⇒子どもがSARS-Cov-2に感染しにくいのは、
子どもの鼻咽頭粘膜にACE2レセプターが
あまり発現されていないからだと、他の論文で読みました。

”- Justement les femmes sont moins touchees par la forme grave du syndrome. Ne possede-t-elle pas Prevotella dans leur microbiome ? Si, leur microbiome est compose par Prevotella meme davantage que chez les hommes. Cette bacterie opportuniste adore par exemple proliferer dans le vagin jusqu’a provoquer des vaginites (4). C’est d’ailleurs pour cela qu’elle sont moins touchees que les hommes : leur organisme a l’habitude de lutter contre Prevotella et comme si j’en fais l’hypothese, c’est Prevotella qui favorise la proliferation foudroyante du SRAS-Cov-2, chez les femmes, les strategies de penetration de ce virus sont moins efficientes et sont rapidement stoppees par notre systeme immunitaire.
(-厳密に言えば、女性は重度の症候群の影響をあまり受けません。 女性は自分たちの微生物叢にプレボテラを持っていませんか? もしそうなら、女性のマイクロバイオームは男性よりもプレボテラによってさらに構成されています。 たとえば、この日和見菌は、膣内で膣炎を引き起こすほどに増殖するのが大好きです(4)。 これが、女性が男性よりも影響を受けにくい理由でもあります。私が仮説するように、SARS-Cov-2が圧倒的な増殖を促進するのはプレボテラです。女性はプレボテラとの戦いに慣れており、 女性では、このウイルスの浸透戦略は効率が低く、免疫システムによってすぐに止められます。”

⇒ここはちょっと疑問です。
もし、女性はPrevotella菌による膣炎を起こしやすいので、
慣れているからSARS-Cov-2の増殖がしにくいというのなら、
歯根炎を持っている人やそもそも高齢の人はPrevotella菌が
優位になっているというなら、むしろ重症化しにくいことに
なってしまいます。
これはもともと持っている菌量の問題なんでしょうか?
わずかにPrevotella菌を持っている場合は有利に働くけど、
大量に持っていたら重症化に働くと考えるのでしょうか?

”Une certaines alimentation, riche en fibre, en produit fermentes, en legumineuses, va favoriser la proliferation d’un microbiote en equilibre et meme benefique pour notre organisme.
食物繊維、発酵製品、豆類が豊富な特定の食事は、微生物叢の増殖をバランスよく促進し、私たちの生物にとっても有益です。”

”Plusieurs raisons peuvent provoquer une dysbiosie, c’est a dire un desequilibre de notre microbiome : problemes de sante, vieillesse, antibiotherapie, infections bucco-dentaires et alimentation.
次の様ないくつかの理由で、異常症、つまり私たちの微生物叢の不均衡を引き起こす可能性があります:健康上の問題、老年期、抗生物質療法、経口感染症、食事”

このあと、治療についての考察が続くのですが、
それは明日以降に。