日経メディカルの記事と、
『腸と脳 第二の脳がもたらすパラダイムシフト』という本から
腸内微生物と身体の関係を読み解いてきました。
高齢者、肥満、高血圧、II型糖尿病などでは
ビフィズス菌や乳酸菌属、Bacteroides属など
善玉菌が少なくなり、悪玉菌が増える傾向があるようです。
善玉菌が減った結果、病気が引き起こされるのか
(加齢は病気ではありませんが、見た目の若さにも
関連があるかもしれませんので、それも含めて)
病気になったから、善玉菌が減るのか、
どちらが卵でどちらが鶏か。
これは、マウスなどで、疾患のあるマウスの糞を
疾患のないマウスに移植すると疾患が生じやすくなる、
みたいな結果がでているようで、
やはり、善玉菌が減って悪玉菌が増えてくると、
いろいろな病気が生じやすくなるようです。
実は、腸内微生物叢(マイクロバイオータ)には、
まだまだ面白いことがわかってきているみたいで、
そのあたりのことは、この本の第2部、第3部に書かれています。
それについては、頭の中がまとまり次第、
あらためてブログ記事にしたいと思います。
(何せ、忘れっぽい僕の備忘録も兼ねているものですから)
ところで、マイクロバイオータが新型コロナウイルス感染症に
関連するのかどうか・・・あるいはどう関連するのか。
確かに、重症化しやすい因子として、
高齢・肥満・高血圧・II型糖尿病があり、
マイクロバイオータの変化とピタリと一致してます。
このことについて考えるきっかけになったのは、
実は、前出の日経メディカルの記事ではありませんでした。
実はそのもう少し前に、妙なツイッターを見かけたことからでした。
>http://cocorofeel.blog119.fc2.com/blog-entry-20796.html?sp
註:「あくまでこういうツイッターがあった」というだけで、
文中に出てくる抗マラリア薬や抗生物質が効果があったかどうかは、
いろいろな医療機関が追試をしているところだと思います。
1次資料で事実を確認の上、使用に関しては医師と十分相談してください。
このツイッターには、”コロナ感染初期から直ちに
ある種の抗生物質を使用して腸内細菌叢を整え、
プレボテラ細菌の感染を治癒することが重要”とか、
”過剰炎症と腸内毒素症の関連が致命的な呼吸困難を
引き起こす危険を表わしている可能性”
などと書かれていました。
本当かな?
コロナはウイルスなのに何故に抗生物質!
と思いながらも、元ネタを探ってみました。
続きは明日