外来がヒマなもので・・・

新型コロナが忍び寄ってきたこともあり、病院の玄関には、
「1ヶ月以内の渡航歴がある場合や、急な嗅覚障害が生じた場合は、
マスクをして、まずは電話でご連絡ください」
こうした張り紙をしています。

しかしそれでも、
張り紙に気づかず受付に直接来院される患者さんは
一定の比率であるでしょう。
そしてさらに、
マスクをせずに受診される方もいらっしゃるでしょう。

新型コロナの可能性は低くても、
咳をされている患者さんは院内では
時節柄やはりマスクをしてほしい。

ただ、マスクをしてもらおうと思っても、
「マスク、どこ探しても売ってなくて・・・」
と言われると致し方ありません。

さてどうしよう・・・
とりあえずマスクはしてもらいたいなぁ。

マスクの在庫が豊富であればお分けするのですが、
医療現場でもマスクは少なくなってきて貴重です。

どうしようかなと思ってひらめきました。
簡易マスクを作っちゃお!

コピー用紙を半分に切り、四辺を少し折り返します。
そこに輪ゴムをホッチキスで留めます。
さらにもう1個輪ゴムをくくりつけたらできあがり!

作成に2分とかかりません。
まあ、院内で装着してもらうのに、
これでもないよりはマシかと。

今うちも外来がヒマなものですから、
スタッフが面白がって作って、
板谷耳鼻科の看板つきの絵まで書いてくれました。
(もちろんイラストなしもあります)

(ケロッピーの著作権侵害すみません)

もちろん、これでウイルスの予防になるとは思いません。
鼻の両脇など密閉度が低いので
くしゃみや咳をしたらここから少し出てきそうです。

これはあくまで苦肉の策。
患者さんが院内に滞在されるあいだだけでも
付けていてもらおうかなと思っています。

マスクした姿を嫁さんに見せたら、
「あら、意外とカワイイ♪」と言われてしまいました。
さすがにこれで外には出かけません。

私は普通のマスクを着用して診察をしています。