全国協議会のあと、その日は東京に泊まり、
翌日は少し東京をブラブラしてかえることにしました。
どこに行こうか、ギリギリまで何にも考えていなかったのですが、
たまたま、太田記念美術館の催しに僕のアンテナが反応しました。
>開館40周年記念 太田記念美術館所蔵 肉筆浮世絵名品展 ―歌麿・北斎・応為
以前ブログにも書きましたが、
北斎展で、日程が合わず見られなかった、
北斎の娘、葛飾応為の『吉原格子先之図』が見られるとのこと。
そのうちに太田記念美術館に行って見て見たい
とは思っていたのですが、
そのうちに、いつまでたってもそのうちにで、
中々実現しないままでした。
というわけで、太田記念美術館に行って来ました。
原宿にあるんですね。それすらも知りませんでした。
原宿に降り立ち、歩くこと約5分。
意外にすんなり美術館にたどり着きました。
思っていたほど混んでない。
チケットを買って中に入ると、まず最初に展示してあったのが、
北斎最晩年、絶筆の作品ともいわれている虎の絵。
葛飾北斎 「雨中の虎」
元々龍虎として書かれた左幅といわれています。
昔北斎展で見た虎の絵とよく似ています。
そして、そのすぐ横には、
あっけなく見たかった応為 「吉原格子先之図」がありました。
思っていたより小さくてビックリ。
絵の中に落款がそれとなく書かれているのですが、
目を細めてよく見ないとわかりませんでした。
それでも、吉原の室内の明るさと、それを覗き込む人々の、
コントラストがいい雰囲気で、やはり見に来てよかったです。