年末、街中を歩いていた時です。
5歳くらいの女の子2人がじゃれ合いながら大きな声で、
「シンクロニシティ!」「シンクロニシティ!」
と叫んでいるのを見かけました。
よく、そんな難しい言葉知ってるなぁ~!
そう思いつつ、子どもたちを追い越したところで、
振り返ってもう一度マジマジと見てしまいました。
「シンクロニシティ」
ネットを見てみると、
”シンクロニシティは日本語では「共時性」と訳され、複数の出来事が意味的関連を呈しながら非因果的に同時に起きること。ユングが提唱した概念で「意味のある偶然の一致」を指す”
と書いてあります(Wikipedia)。
たとえば、「そういえば○○さん、どうしてるかな」とふと思っていたら、
その人の方から電話がかかってきた、みたいなヤツです。
ユングと言えば、フロイト、アドラーと並ぶ心理学の巨匠です。
ユングによれば人の心には、
その人個人の生まれてからの経験に基づく部分以外に、
深い部分に人類に共通の「集合的無意識」
というものがあるとしています。
心の中には万国共通のイメージというものがあるそうです。
男性的なイメージ、女性的なイメージなど。
あるいは、古代から伝わる神話や伝説には
よく似たパターンがあることや、
夜中に見る夢も一定のパターンがあるらしく、
こうしたことからユングは、
人類全体に共通して存在するものがあるとし、
これを集合的無意識と呼びました。
つまり、心の一番深い部分ではみんなつながっているということ。
だとしたら、「意味のある偶然の一致」が生じることがあっても
そりゃそやなと思えてきます。
でも、このあたりになってくると、
科学的な証明はむずかしく、少しオカルトチックになってきます。
それにしても、5歳くらいの女の子が、
どうしてそんな難しい言葉を知っていたのか。
答えは大晦日に紅白歌合戦を見ていてわかりました。
乃木坂46の曲だったんですね。
あっ!これやったんや。知らんかった~!