『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』 マンガ・文:Jam, 監修:名越康文,サンクチュアリ出版
最近、心理的に元気のない人が多くなったような気がします。
昔に比べると、SSRIとかSNRIなど向精神薬などを
もらっている方も多くなったような気がします。
高齢者は、ご自身の健康のことや老老介護、
壮齢者は、仕事でクタクタ。
女性は、親の介護や子育てに孤軍奮闘。
では若い人は元気かというと、
若い人も何となく元気がありません。
元気がないのはストレスや悩みのせい。
ストレスの多くは人間関係。
アドラー心理学では、
「すべての悩みは対人関係の悩みである」
と、以前どこかで聞いたことがあります。
今はSNSなどで簡単に人とつながることができる反面、
心乱される言葉を見聞きすることも多くなっています。
この本の作者は、
自分が人間関係に悩んでいた時に、ふと友人が、
「多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。」
とう言葉をかけてくれた瞬間に、
妙に納得して、悩むのが馬鹿らしくなって
悩むのをやめることができたのだそうです。
そして、仕事にもしている自分の特技のイラストで、
身近な仲間に発信したところ反響が大きく、
ついに本になったのだそうです。
本の中から少しだけ気に入ったのを紹介します。
・SNSなどでネガティブな言葉を見て気になってしまうとき
⇒持ち主不明のゴミは、無理に持って帰らない
・SNSに書かれていることが、全部自分のことに感じる
⇒宛名のないものは、自分宛にしなくていい
・嫌な人のことをずっと考えてしまう
⇒嫌な人のことを考えるのは、一緒に住んで家賃を払ってあげてるのと同じ
・無理な頼みごとをされて断れない
(「他に頼む人がいない」と言われて・・・)
⇒みんな逃げてる時は理由があるから。最後の一人になっちゃダメ。
特に若い人に読んでほしい1冊です。