話が中々進まないのですが・・・
この本では最初に基本となる人生の原則についての話があり、
そして、身体を「精神体」「感情体」「物質体」とに分けて、
いろいろな身体の声を聞きなさいと述べています。
まずは「精神体」の声を聞くこと。
人は人生をどう生きるかを考える時に、
何らかの拠り所を必要とします。
この拠り所のことを「マスター」と呼ぶのだそうですが、
真のマスターは自分自身でなければならない。
ところが、ものごとを選択するときに
何らかの自分以外のものを
拠り所にしている人がたくさんいると。
これを偽マスターといい、色々なものがあり、
影響されやすいので気をつける必要がある
と筆者はいいます。それは例えば・・・
・自分を恐れさせる周囲の存在:配偶者・子ども・親・上司など
=自分がやりたいと思うことをなんだかんだ言って止める人がいて、
それに従ってしまう人。
・ニュース:新聞・テレビ・ラジオ
=暗いニュースにすぐに影響される人。
・名誉や権力
=人に賞賛されようとしたり、権力を得ようすることが、
行動の基盤になっている人
・財産に執着する人:財産は生活を快適にはしても、
生活を支配するものではないと筆者はいいます。
・占い=人生の決定権を占いに委ねてしまう人
・組織宗教
=善悪の判断を宗教に委ね、完全に言いなりになってしまう人
・お医者さん:何でも医者に相談する人。
バカンスに行く時も、引っ越しをする時も、転職をする時も、
とにかくお医者さんに相談しないと気がすまない人がいるそうです。
⇒まあ、僕はそんなには相談を受けることはありませんが、
「旅行に行ってもいいですか?」とかはよく聞かれます。
「ダメだ」と言ったらやめるのかな?と思いながら、
たいていの場合は「いいよ」と答えてますが。
↑まあ、そんな場合はいい方で、
先日も、睡眠を3,4時間しかとっていない人が、
めまいで受診されたことがありました。
「めまいは休んでくれというカラダの声だから無視しちゃいけないよ」
と言ったのですが、その人帰り際に、
「中々休めないからたくさん薬を下さい」と言います。
こちらの話はなーんにも聞いてないのね。
(と、ちょっとグチになっちゃいました)
・薬が偽マスターになることもあるとのこと。
=ほんのわずかでも不調があるとすぐに薬を飲む人。
・病気が偽マスターになることもあるとのこと。
=いつも病気がちな人の人は、病気によって人生を支配されていると。
⇒まあ、そう言ってしまうのは少し酷な話ですけどね。
・流行が偽マスターになることも。
=流行に合っていると思われたいために着たくもない服を着る人。
・仕事=ワーカホリック(仕事中毒)になっている人。
・迷信にこだわる人
・その他=最も強力な4つの偽マスター:傲慢さ・恐れ・罪悪感・お金
中でもお金は現代社会においては大きな意味があると。
しかし、お金は交換の手段に過ぎず、それ自体に価値はないのだと。
いかがですか?
要は自分のココロ(=精神体)の声を聞き、
ちゃんと考え行動しているかということですね。
またまた続きは次回。