めまい平衡医学会@湯田温泉3

もう少し高橋先生のお話
講演の最後に次の様な言葉を紹介して下さいました。

<William Oslerの言葉>
”患者がどんな病気にかかっているかよりも、病気にかかっているのはどんな患者かを知ることの方がはるかに大切”

”ある時代の常識が次の時代の馬鹿げたことに、昨日愚かにみえたことが明日の分別になる”

<フロアからのQ&A>
Qメニエール病と運動不足
A運動歴の少ない人に多い印象があるが?
ふだん運動をしている人は少数派。
過去の運動歴との関連は現在回答できる資料がない

Q運動嫌いな人にどうして勧めるか?
A運動嫌いな人はその効果が実感できていないから。
心拍数を上げた運動をすると非常に眠りが深くなって熟睡感が得られる
⇒とりあえず不完全でいいからやってみさせる。
患者さんが体験してくれたら治療は成功したようなもの
また、「何もしないと進行してしまいますよ!」とも伝える

************
高橋先生の本は読んでいましたが、
講演を聴いて、あらためてストレスの怖さと、
有酸素運動の有効性がわかりました。
「内耳が由来というより、脳に由来する情動がたまたま内耳に働いた病気」
というのは、的確な考え方だと思います。