漢方を使わない症例
<症例1>
69歳男性 何を食べても嫌な味=悪味症
Zn↓
⇒プロマック、メイラックス(+加味逍遥散)
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<症例2>
味覚異常+爪の異常、手足に色素沈着jを伴う、脱毛
⇒Cronkhite-canada症候群
日本に多い
80%で味覚異常
消化器症状が出ない場合もある
死亡例、癌化例もある
耳鼻咽喉科を味覚障害で初診のこともある
症状が味覚障害のみのことも
<症例3>
67歳女性 舌がピクピク
舌苔↓ 舌溝↑ 発赤ところどころ
通常の検査=異常なし
Vit.B12↓↓↓
⇒Hunter舌炎
⇒メチコバール5日で改善
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cf. Hunter舌炎
・巨赤芽球性貧血
・胃全摘
・内因子抗体
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<その他見逃さない味覚障害>
・ベーチェット病
・Sjoegren症候群
・肥厚性硬膜炎⇒偏在性味覚障害
・真珠腫性中耳炎⇒偏在性味覚障害
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☆味覚障害へのアプローチ
⇒全身的、西洋医学的、東洋医学的
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<フロアからの質問>
☆「味は感じるが何の味か分からない」
⇒風味障害の可能性
当帰芍薬散(23)
嗅覚トレーニング
以前かいだことのあるにおいを積極的にかぐ
集中的に10秒くらい
4~12種類
毎日朝晩、10分程度
日常、意識してにおいをかぐくせをつける
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☆亜鉛投与に関する注意点
Fe↓、Cu↓に注意
特にノベルジン投与時
プロマックでも報告あり
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☆薬剤性味覚障害について
種類は多いが案外多くない
ただし、抗がん剤は著明(やめると戻る)
・アモバン(口の中が苦くなる)
・アゼプチン(水を苦く感じる)
・クラリス(期間限定?)
・点眼薬(いろいろ、ムコスタ点眼薬)
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☆溝状舌について
先天性、その他
シワのところにカビの場合は抗真菌剤
乾性=陰虚
六味丸または八味地黄丸
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☆舌みがき・頻回の飴をなめることについて
やりすぎると味蕾がつぶれる