この本の著者、おのころ心平さんについては、
少し前からちょっと気になって時々フォローしていました。
また、以前、セミナーを受ける機会があり、勉強させていただきました。
>こころについて学ぶ
>こころについて学ぶ2
>こころについて学ぶ3
筆者は、主にこころと病気の関連について、
スルドイ洞察力で病んだ人をプロファイリングします。
(プロファイリング・・・行動や特徴から、人物像を分析すること)
それは膨大な勉強量と、
自ら経験した豊富なカウンセリングに裏打ちされたものの様です。
前に勉強会で聞いた言葉、
「進化というのは、周辺で始まる」
というのは、すごく納得のいく言葉だと僕は思っています。
なかなか、一般的な医学だけを学んできた者にとっては、
このプロファイリングは、ホントかな?と思ってしまいます。
でも、患者さんがそれで良くなるのなら、それは解決法の一つ。
理論づけはあとで考えればいい様にも思います。
筆者は、23,000件以上のカウンセリングを行ってきたそうです。
そうした経験をもとに、
仕事としてセラピストを選んだ人だけでなく、一般の人にも、
ただ存在するだけで周囲の人を癒やすことの出来るような、
そんなオーラの様なものをまとうトレーニングとして、
いくつかの資質をあげられています。
『人生がうまくいく!セラピストという生き方』 おのころ心平, 経済科学出版
今回はその中から「感受性」に焦点をあてて、
この本の中で解説されています。
一人一人が持っている「感受性」には
いろいろなものがあります。
おのころ氏は、
・聴覚感受性
・視覚感受性
・人間観察の感受性
・色彩感受性
といったものを提唱されています。
聴覚感受性とは、そのまま、耳のいい人。
クラシックの曲を聴いて演奏家までわかったりとか、
文学作品の文体から誰の作品かもわかる
といった様なことも含まれるそうです。
こういう人は、言葉の影に隠された抑揚や、
心理の動きを読むのが得意なので、
鍛えれば真の傾聴力が身につけられると、筆者は言います。
視覚感受性とは、聴覚と対比すれば、
目のいい人ということになりますね。
本質を捉える目。
人は、自分のフィルターで物事を見がちなので、
それをはずしてしっかり本質をみるトレーニングをしましょう、
ということだと思います。
人間観察の感受性とは、
視覚の感受性とも似ていますが、
人のクセのようなものを観察し、
感じた違和感を大切にしなさい、ということだそうです。
ちょっと長くなったので、続きは明日。