特別講演の岡先生は、
日本ブリーフサイコセラピー学会にも所属しておられ、
解決指向型ブリーフセラピー(SFBT)も行われていると。
解決指向型ブリーフセラピーについては、
このブログでも何回か取り上げたことがあります。
>ブリーフセラピーについて:http://www.itaya.or.jp/?p=2259
>本:ブリーフセラピーの極意:http://www.itaya.or.jp/?p=2261
>解決志向型ブリーフセラピー(SFBT):http://www.itaya.or.jp/?p=2264
そのせいか、最後の結びの話は何となくSFBTに通じる話でした。
薬の効果を最大限に引き出すには
・薬の効果をきちんと説明し、どう作用し、
どう効くかを患者さんが思い描けるようにする
・プラシーボ効果とは。その人が持っている治癒力をひきだすもの
精神療法がめざすこと
・言葉で患者さんの治癒力を引き出す
処方の際に心がけていること(1)
・患者さんのナラティブ(患者さん自身が話す物語)を通して、
患者さんの背景を知る、推測する
⇒家庭・学校・職場でのありかた、普段の言動・表情、趣味、
価値観・信念、過去の姿・未来の姿
処方の際に心がけていること(2)
・漢方の作用・効果を患者さんが思い描きやすいように説明
⇒どういう体質に効くか、どういう症状に効くか、即効性か徐々にか
服薬期間はどれくらいになるか、有効例の提示