本:花粉症は1週間で治る!2 

(昨日からの続き)

そして、腸内環境を悪化させる疾患として、
『リーキーガット症候群Leaky Gut Syndrome;LGS』なる病気があると、
この本には書いています。

つまり腸管を作っている細胞どうしのつながりが緩くなって、
本来入ってきてはいけない高分子のタンパクや、
有害物質が身体の中に侵入してくるために
様々な病気を引き起こすのだという考え方です。

へぇ~知らなんだ・・・と思ってネットで検索してみると、
次から次へといろいろな情報が出てきます。
どうもまだ、はっきり医学的にコンセンサスが
得られているわけではないようですね。
特に健康産業がこれに絡んでくるとちょっと胡散臭くなってきます。

まあ、そこは少し割り引いて考える必要はありますが、
それでも概念としては何となくわかりますし、
そういうことが実際に起こってていそうな気がします。

そして、このLGSを予防するため、
つまり腸の状態を良好に保つためには、
腸内細菌をいい状態に保つこと。それには、
・通常の消化酵素では分解されにくいカゼインやグルテンを避ける
・抗生剤は最小限に(腸内細菌の変化やカンジダの出現に注意)
・アルコールは控える
・腸のバリア機能を高める栄養素を多く摂取する
⇒グルタミン、ビタミンA、ビタミンDなど

特にビタミンDは花粉症の予防に大切だと筆者は言います。
ビタミンDは一般には骨に関するビタミンと言われています。
少なくとも僕が習った頃はそうでしたが、
最近では、脳や心臓、腸、筋肉など全身のいたるところの
細胞に直接働きかけるホルモンのような働きがあり、
生命機能に欠かせない栄養素であることがわかってきたらしいのです。

特に細胞核に働いて、
抗菌ペプチドなるタンパク質を作る働きを促進させたり、
粘膜の再生や細胞同士の結合に関与する物質の調節にも
関係していることがわかってきたのだそうです。

それで、免疫がうまく調整されて、
花粉症に効きますよということなのだそうです。