『花粉症は1週間で治る!』 溝口 徹, さくら舎
題名が過激で(笑)で、
目次を見てみると
「オーソモレキュラー療法」なる
見慣れぬ言葉が目に入ってきて、
何とも怪しげ(笑)。
トンデモ本かと思いつつ読み始めました。
(関係者様すみません(^_^;))
と、まあ、出足にこんなことを書きましたが、
「オーソモレキュラー」なる言葉は、
1968年、ノーベル賞受賞のポーリング博士が、
雑誌サイエンスで初めて使った言葉なんだそうですね。
知りませんでした。
このオーソモレキュラー療法とは、
基本的には栄養学なんですね。
まず基本となるのがタンパク質の十分な摂取。
ただし、気をつけておかなければいけないのが、
同じものを連日食べないこと。
普通はアトピーなどのアレルギー疾患では、
タンパク質を避ける方向で指導されますが、
そのあたり、どうなのかなと読んでいくと、
どうも乳製品に含まれる「カゼイン」と、
小麦に含まれる「グルテン」は避けた方がいいらしいです。
そして、このカゼインやグルテン以外のタンパク質を
きちんと有効活用するには
腸内環境が整っていることが前提となります。
このことは、藤田紘一郎先生の本をにも書いてましたね。
>本:腸をダメにする習慣、鍛える習慣1
「免疫力の70%は腸が作り出す」
分泌型IgA抗体が作られやすくなるのだそうです。
そしてこの腸内環境が整っているかどうかというのは、
腸壁に定着している善玉菌と悪玉菌、日和見菌のバランスが
整っているかどうかということ。
善玉菌を増やす食品を、プロバイオテクスと呼び、
乳酸菌や発酵食品がいいのだとか。
(ただし、ヨーグルトは乳タンパクの害もあることから
オススメしないそうです)
その他、野菜やキノコ、海藻など
食物繊維の豊富な食品を多く摂ることが大切なんだそうです。
(ただし穀物やイモ類など糖質の多いものは避ける)
少し長くなったので続きはあす。