3月も後半戦になりました。
世の中、卒業式のシーズンです。
昭和62年の3月、長い卒業試験も終わり、
僕たち高知医科大学4期生も卒業を迎える時が来ました。
といっても、あんまり浮かれてはいられません。
行政や研究室に行く人にとっては必要ないかもしれませんが、
ほとんどの医学生にとって、
まずは医師国家試験に合格することが卒業時の目標です。
それでも、卒業式というのは一つの区切りであり、
同期のみんながそれぞれに旅立つための儀式でもあります。
国家試験が終わるまで、
気をぬくことなく試験勉強をしなければならないところですが、
それでも、卒業式の後の謝恩会で、
何か催しをしようという話になりました。
おそらくそういうことを言うのは、
同期の中のムードメーカー、T君が言い出したのではなかったかな。
当時はだいたい小グループで勉強会をしながら
国家試験の準備をしていました。
T君とはグループが違ったにもかかわらず、
その時にどうして僕がその場にいたのか覚えていないのですが、
僕もそのアトラクションを行うメンバーの一人になっていました。
と言っても、T君たちがやっているのの
にぎやかしでしかありませんでしたが。
僕たちが卒業式の謝恩会でやったアトラクション、
それは「シャネルズ(のちにラッツ・アンド・スター))」の
「Good night baby」を歌うことでした。
それも、顔に靴墨を塗って、シャネルズの真似をして。
その時の写真が残っていて、
最後にそれをこのブログでも載せようと思っていたのですが、
どうも人種差別だとの声もあるようで自粛することにしました。
・・・当時僕らも全くそんな認識はありませんでしたが、
ネットをみてみると、
当時からすでに欧米では御法度だったんですね。
ま、そういう事情はありますが、
当時、人気だったグループの真似をしてのアトラクションは
おかげさまで受け、今でもいい思い出になっています。
こうして卒業式も終わり、
いよいよ国家試験受験となります。