東洋医学によるセルフケア(春)2

昨日の続きです。

<春に行うセルフケア>
1)辛みのある春野菜をとる
春に旬の野菜:菜の花、せり、ふき、セロリ、
たけのこ、アスパラガス、新タマネギ、うど、ふきのとう

春野菜には香りを発散させる辛み性のものが多く、
食することで陽気の発散を助ける。

逆に春の陽気の発散がうまくいかない場合、
酢の物など酸味のものをとるとよい。

2)肌をさらさないような衣服を
春は風が強い。風はものを浮揚させる力があり、
風に当たりすぎると、熱が顔に上昇してのぼせやすくなる。

のぼせは、肩こり、頭痛、アレルギー性鼻炎、めまいの原因になる。
そのため、なるべく風にあたらないようにする必要がある。
春先はまだ風も冷たく、下半身を冷やしやすい。
暖かくなってきたなと思っても、
しばらくはタイツや温かい靴下などをはく方がよい。

上半身は薄着でもかまわないが、
肌をさらさないものを着る。

3)春の陽気を取り込む
春は早く起きて散歩をして、春の「陽気」を取り込むとよい。

4)負荷の少ない運動を
軽く汗をかいて、陽気の発散や循環をさせる程度の軽い運動。
まずはウォーキングから。

5)胃腸を弱らせない温かい食べ物を
春は「陽気」を発散する時期。
しかし、発散する力が弱いと陽気が外に出ないため、

滞ってのぼせ、頭痛、アレルギー性鼻炎、耳鳴りなど、
首から上の症状がでやすい。
このため、陽気の発散を妨げないようにしなければいけない。

陽気の発散を妨げる要因の一つとして、胃腸の弱りがある。
胃腸を弱らせないためには、、
冷たいものをとらない。
温かいものをとる。

6)心穏やかに
春は何かを始めるのにふさわしい時期。
ただ、あまり張り切りすぎてイライラするのはよくない。
先をみすえて、ゆっくりと考え行動する。

7)呼吸を整える
腹式呼吸。

8)のぼせに効くツボ
臨泣(りんきゅう):足の小指と薬指の根元の股のところ