第5回睡眠健康指導士上級スキルアップ講座@神戸

これもちょっと周回遅れみたいな記事になってしまいました。
12月3日神戸で開催されました、
第5回睡眠健康指導士上級スキルアップ講座に参加してきました。

実は、僕は、自称”結構眠れない人”なんです。
「自称」と言ったのは、嫁さんは全くそれに同意してくれないため。

晩ご飯を食べて、特にお酒が入ると、
(もっとも、お酒が入らなくてもそうなんですが)
良い気持ちでうたた寝をしてしまいます。
これがだいたい夜10時頃。

そのまま、ぐぐっと朝まで寝られたいいんですけど、
まあ、無理です。
だいたい、12時頃に目が覚めて、
慌ててお風呂に入って、
そのあと寝ようとしても今度は寝られず、
モソモソとパソコンしたりして、気が付けば3時。

慌てて寝ようとするのですが、
今度は目がさえて眠れません。
患者さんには言ってるんですけどね。
「寝る直前までパソコンやスマホをしては寝れなくなるからダメですよ」

まあ、その後、結局なんとか眠っちゃって、
最後の追い込みで朝7時頃まで、一心不乱に寝ます。

だから結果的には6時間くらいは寝てるんですけど、
家族からしたら、僕はいつでも寝ていると。
それも、ガーガーいびきかいて寝ていると言うんですね。

まあ、そんなわけで、
睡眠健康指導士上級を名乗るには、
まったくもって分不相応なんですが、
そこはそこ、
自分のことはこの際棚にあげておいて、
患者さんに適切なアドバイスができたら、
まあ、それでよし!ということで。
勉強して、お役に立ちそうなことを仕入れにきています。

と、前置きが長くなりました。

今回の講座、
まずは日本睡眠教育機構 佐藤尚武先生のガイダンスのあと、
日本睡眠教育機構理事長の宮崎総一郎先生の講義。

最初に、一通り、睡眠に関する知識の簡単なおさらいをして、
次に、宮崎先生が最近力を入れられている、
睡眠から認知症を予防しようというお話をききました。

認知症は2012年の時点で全国で462万人と推計されており、
2025年には700万人を超えるだろうとのこと。
実に65歳以上の5人に1人は、認知症になると言われています。

2025年と言えば、あと8年。
僕はギリギリ65歳に入りませんが、
気をつけなければいけない年齢が近づいてきています。
くれぐれも認知症として扱われる方にならないようにしなきゃね。

認知症の原因物質と考えられているのは、
アミロイドβというタンパク質で、
これが蓄積されてくると発症するらしいのですが、
このアミロイドβタンパクって、
結構若い時から、おそらく40歳代くらいから、
何十年かけて少しずつ溜まってくるのだそうです。

そして、このアミロイドβタンパクを掃除する仕組みが
脳の中にはあるのですが、
これは睡眠中に発揮されるそうなんです。

だから、あまり睡眠をおそろそかにしていると、
知らず知らずのうちに脳内にアミロイドβタンパクが溜まっていき、
認知症が発症するというわけです。

また、記憶をつかさどっている「海馬」という脳の領域は、
睡眠不足だとやせてくるらしい。

どちらにしても、やっぱり睡眠は大切。
ひょっとして、最近字が思い出せないとか、
昨日、ごはん何を食べたか思い出せないとか、
そういうのも、
寝不足から海馬がすでにやせてきているせいかもしれない。

と、この記事を書いている今の時間が1:50。
さあ、寝なきゃ・・・