ひがんばな

この時期、つまり秋分の日のあたりはお彼岸です。
お彼岸に咲く花と言えば、彼岸花。
この彼岸花、どうにも怪しげな魅力があります。

普段どこにあるのかも分からないような状態なのに、
お彼岸になったら突然、燃えるような赤い色をして咲きます。
それも、ほとんど日を間違えずにお彼岸に咲くのもすごいなと思います。

そして、あの花の根っこの鱗茎には毒があるらしい。
それゆえ、田んぼが小動物に荒らされないようにするために、
田んぼの畦に植えられているらしい。

さらには、その毒ゆえに、
昔は土葬だったから、やはり埋葬したした御遺体が、
小動物に食い荒らされないようにとのことで、
墓場にもよく植えられたという。
それに加えてお彼岸にあの毒々しい赤色で咲くので、
不吉なお花とも言われる様です。

でも、毒をうまく処理したら、
飢饉の時の食用にもなったというのだからこれまたビックリ。

遺伝子が3倍体で種が出来ないというのも怪しい。
それでいて、日本中あんなに彼岸花が至る所に咲いているということは、
至る所に先祖の人が彼岸花を植えたということになる。
それもすごい。

昔、大学時代、
大学の南を流れる国分川の河川敷にたくさんの彼岸花を見ました。
お彼岸になると、その時の風景が思い出されます。

・・・と、
書いてしまってからブログの昔の投稿を見てみたら
おんなじ様なことを書いてますね。
まあ進歩のないこと!

ま、それはさておき、僕は彼岸花って結構好きな花の一つです。
そこで、彼岸花の写真を撮りに行きたいなと
何年も前から思っていましたが、
咲いている時期が短いのと、
この時期結構出かけたりするので
なかなか撮りに行く機会がありませんでした。

それが、今回の連休は、予定していた仕事が早く済んで、
ちょっと時間ができました。
そこで、嫁さんを誘って車に乗り込みました。嫁さんには
「時間ができたし、久しぶりにドライブに行こう!」
と、言ったのですが、写真撮りとそのアシスタントだということは
最初からお見通しでした。

というわけで、今回撮ってきた彼岸花の写真。
頑張って撮ったのですがちょっと平凡だったかな。

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最後の写真はちょっと工夫してみました。