先日、晴耕雨読の話を、日経のコラムをもとにお話しました。
うちの家では日経新聞をとっています。
といっても、僕はたまにしか読まないのですが、
嫁さんが毎日目を通していて、
僕が興味をもっていそうな記事があると教えてくれます。
そんなわけで、ブログネタに困った時は、
嫁さんセレクトの日経のスクラップを参考にします。
というわけで、今日はこの話題。
(つまり、今日はちょっとブログネタが思いつかなかったわけ。)
日経コラムあすへの話題 2017.7.21
伏木 亨氏の『創業以来の秘伝』から
この中に、
”ワインのソムリエは匂いの印象を言葉に置き換えて記憶するという。”
という文章があります。
僕がワイン好きなことは前にこのブログでも書きました。
>ワインセミナー
ここにも書いたように、僕はあくまでワイン「好き」であって、
ワイン「通」ではありません。
でも、ワインが分かるようになりたい!
そういう思いは人一倍あります。
そこで、のこのことワインセミナーにも出かけて行ったりしています。
そして、青緑色の香りとか、すずりのような香り、ナッツの香りなど、
(本当はソムリエさん的にはもっと的確な表現があるのでしょうが)
ほんのちょっと分かるようになりました。
ただ、味になるとまだまだ曖昧模糊として、
うまく表現できません。
それにしても、味覚や嗅覚というのは、
ある程度は訓練で鍛えられるのでしょうが、
天性の才能みたいなものがある様な気がします。
(もちろん、天性+訓練が最強なのでしょうけど。)
それを再認識するようなことが、
先日、テレビを見ていたらありました。
あまり普段テレビを見ないのですが、
嫁さんが「これすごいよ」というので見ることにしました。
それは、サイゲン大介さんという芸人さんの、
有名人が行きつけのお店の味を再現するという企画。
食べた料理から、素材や料理方法をを考え、味を再現してしまう。
味にうるさい有名人もそのお店の味だと思ってしまうほどの再現力。
ネットで調べてみますと、サイゲン大介さんは、
6年間料理の修行をされていた元プロの料理人だそうですね。
もちろん、6年間修行すれば、
誰でも美味しい料理を再現できるかといえば、
そんなことはないでしょうから、
やっぱり天性+訓練のたまものなんでしょうね。
話をコラムに戻しますが、
経験した味を再現することができるというのも
すごい才能であり、努力のたまものですが、
同じ味をずっと続けるというのも、とても立派なことだと思います。
100年変わらない味を継承するというのはすごいことです。
お客さんは、その店のその味を求めて来店されるのですからね。
まあ、実際には時代に合わせて微妙に変えていく場合もあると
どこかで聞いたことがあります。
人の味の好みというのも時代とともに変化していくので、
実際にはその変化を気がつかない程度に少しずつ加味して
味を守っていくのだとか。
完全に同じ味を継承するにせよ、
時代に合わせて微妙に調整しながらも自分の店の
同じ味として継承するにせよ、
どちらにしても職人技と言えますね。