以前、耳鳴りがするようになったことから、
動脈硬化に関心を持つようになり、
九州まで大動脈のエコーをしてもらいに言った話をしました。
本:脳梗塞・心筋梗塞は予知できる1
本:脳梗塞・心筋梗塞は予知できる2
大動脈の血管には
今のところそれほど大きな狭窄がないことがわかり、
結局お酒を飲み過ぎてしまうのが、僕のアカンところです。
ま、それはともかく、
老年性難聴の一つの原因に動脈硬化が挙げられ、
予防が大切だとるとすると、
動脈硬化をいかに遅らせるかに懸かってきます。
患者さんにお話するためにも、
動脈硬化を予防する術を知っておかなければいけません。
その一環として最近、
動脈硬化予防にまつわる本を読んでみています。
まあ、もっとしっかり専門書や論文を読むべき
なのかもしれませんが。
それはさておき、今回はこの本。
『「しなやかな血管」で若返る!』 池谷敏郎 KKベストセラーズ
著者の池谷敏郎先生はテレビによく出演されていますので、
ご存じの方も多いかもしれません。
僕も一度テレビで拝見したことがあります。
テレビに出ているから正しい、とは言えませんが、
本の内容はすごくまともなことが書いてあると思います。
本の前半は動脈硬化についての一般的なお話です。
この本の良いところは第4章以降で、
血管を若く保つ、若返らせる
にはどうすればよいかが、具体的に書いています。
食後の「なかったこと運動」
食後血糖値が上昇する頃に運動をするということ。
そうすれば、血管の中に余っている糖分が消費されて
脂肪に変換されて蓄えられるのを防ぐことになる。
⇒これは、食べ過ぎたなと思った時に勇気づけられます。
「シルエット若返り妄想ウォーキング」
最近、姿勢というのも大事だなと思っています。
シルエットだけでも若返ったふりをして歩いていると、
実際に痩せてくるのだとか。
⇒最近、僕も歩くときにちょっと実行しています。
と言っても、つい他のことを考えていると忘れがちで、
そうなるといつもの猫背に逆戻りしてしまうのですが。
「ふくらはぎ体操」
ふくらはぎは第二の心臓と言われるらしい。
ここを鍛えることは血管を鍛えることになる。
⇒歩くことが健康にいい・・・
これは次に書こうと思っていますが、
歩きに行く時間がなければかかとの上げ下げだけでも
血管にいいということですね。
その他:
「くの字スクワット」
「下半身体操」
「わき腹体操」
「リラックス複式呼吸」などなど。
どれも簡単にできそうなものが書いてあります。