昨日からの続きです。
「こころ」とは何か?
「心理」とは何か?
「意識」とは何か?
「感情」とは何か?
こうしたことは、ひょっとしたら大学時代に、
教養課程で学んだのだったかもしれませんが、
ほとんど覚えていません。
なにせ35年くらい前のことですから。
そんなふうに心や心理について、
ちょっと興味を持っていた昨年12月、
面白そうなセミナーがあるのに気がつきました。
”実用心理学1day講座”
講師の、おのころ心平氏は、
2万人に及ぶカウンセリングの経験をもとに、
興味深い洞察をされていています。
以前、花粉症・アレルギー性鼻炎に対して、
東洋医学的考察を織り込んだ体質論を展開し、
生活指導をされていたのをネットで拝見し、
「そんな考え方があるのか」と感心したことがありました。
今回この、実用心理学講座というのがあると知って、
それも、たまたま空いていた日曜日に開催されるというので、
面白そうだなと思って、思い切って申し込みをしたのでした。
最初、すでに満員になっていたのですが、
キャンセル待ちをしておいたところ、
運良くキャンセルがでて、
これは勉強してこいという神様の思し召しかと考え、
受講したのでした。
前振りが長くなりました。
講義の内容をさらりと触れたいと思います。
講座の1時間目は「心の探究の歴史」。
古代人は心をどう考えていたのか?
どこに心の座はあると考えていたのか?
ギリシア哲学時代にはどう考えていたか?
そして、そのあとデカルトに始まる心身二元論について、
などなど。
昔は、心は脳よりも心臓にあると感じていた人が多かったというのは、
普通に考えればよくわかる話ですが、
心は肝臓にあったと考える文化もあったとか。
これは知りませんでした。
講座の2時間目は「脳科学」。
現代の脳科学の視点からこころを科学的に分析。
最先端のお話をビデオを交えて聞くことができました。
しかし逆に、脳が心の座の全てであるという「唯脳論」には
反対意見もあるらしい。
Somatic merker仮説というものもあると。
つまり、身体の反応が、情動を誘発し、感情を生み出す様なこともあると。
そういえば、以前僕は、
『上を向いて歩こう』
『本:「首」にすべての原因があった』
といったエントリーで、姿勢と気分、姿勢と自律神経について
お話したことがあります。
姿勢を変えれば、気分が変わる。
このことを言っているのでしょうね。
ちょっと長くなりました。
続きは明日。