この連休、半年ぶりに嫁さんの実家に行ってきました。
うちの嫁さんの実家は倉敷駅の北口から少し行った所にあります。
その昔、この倉敷駅の北口には
『チボリ公園』というテーマパークがありました。
デンマークのコペンハーゲンにある世界最古のテーマパークをモデルに
アトラクション、庭園、ショップ、レストランがありました。
昔、うちの子ども達は、
このチボリ公園に行くのが大きな楽しみでした。
夏休みなど、嫁さんはこども達を連れて倉敷に帰ります。
子ども達は、帰ったその日から、
もう,頭の中はチボリ公園のことで一杯です。
『チボリ行こうよ!』
そう訴える子ども達に対して、嫁さんは、
「勉強が終わったらね」
とこともなく言い放ちますが、チボリの威力は絶大でした。
その倉敷チボリ公園ですが、
公開した1997年は300万人近い入園者がありましたが、
その後徐々に減少し、10年後には70万人余に減少してしまい、
2008年末で閉園となってしまいました。
今は、三井アウトレッ(アオリ倉敷)になっています。
子どもたちは今でも時々チボリ公園のことを口にします。
「あーあ、今でもチボリ公園があったならなぁ~」
まあね、確かにTDLやUSJと比べると地味な公園ではありましたが、
もともとコペンハーゲンの元祖チボリ公園が
夜の公園としても有名だった様に、
そこは倉敷チボリ公園にも反映されていて、
ライトアップがきれいで、
子どもでなくてもウキウキするところがありました。
さて、このチボリ公園の名残が、
倉敷駅北口にわずかに残っています。
ここはアンデルセン広場と呼ばれ、
中央に時刻がきたら人形が出てきて踊る、
からくり時計台が立っています。
デンマークのコペンハーゲンの市庁舎にある時計台を模したもので、
人魚姫
皇帝の新しい着物(裸の王様)
しっかり者のすずの兵隊
マッチ売りの少女
という4つの物語の主人公達が音楽に合わせて踊ります。
その時計台の塔の下には人魚姫の像があり、
この塔を4人のヴァイキングが守っています。
そして、それを眺めるように、アンデルセンが坐っています。