先週の日曜日の朝、
その日はちょうど川崎大師の風鈴市に行くべく、
川崎駅の近くのホテルに泊まっていました。
朝、TBSの「がっちりマンデー!!」を見ていました。
その日のテーマは、
”年間利用客がジワジワ増えてる京浜急行電鉄㈱
信号は手動!アナウンスは車掌!京急がアナログなワケ”
京浜急行電鉄株式会社 取締役社長 原田一之さんに
お話を聴くという形で、企業の成功について追求していきます。
京浜急行(京急)は、その日川崎大師に行くのに乗る電車なので、
タイミングがピッタリ!
興味を持って見ることができました。
京急は鉄道マニアの中では「赤い彗星」と言われるほど
スピードが速いらしいのです。
他の鉄道より早い秘密は、
一つに、線路の幅が新幹線と同じ広さであること。
一つに、曲がりで減速した車両の再加速を、
車両に合わせて加速ポイントで運転手が目で見て加速することで
1秒でも早く加速できること。
それでもって、路線のどこかでトラブルが発生した場合、
普通なら、対応策が決まってから、
路線全部が動き出すところを、
京急では、トラブルの起きた駅のすぐ手前までは、
とりあえあず走らせて、後はピストンで運送するなりして、
他まで止めなので、混乱の収拾が早いらしい。
それでもって、驚きだったのが、路線の管理。
制御室で、基本的に目で見ながらコントロールしているのだそうです。
僕は、こういものはコンピュータ制御が一番いいと思っていました。
でも、それだと、アクシデントが出たとき、
急にアナログでしのがなければならなかなった時に
対応が遅いらしいのです。
それでもって、さらに驚きだったのが、
運転手さんが持っている運行のための時計というのが、
完全なアナログ!
毎朝、運転の前に基準となる時計に手動で秒針まで合わせて、
それぞれの車両に乗り込むのだそうです。
今なら電波時計とかもあって、
そっちであわす方が正確な様に思っていました。
しかし、それでは「気」が入らないのでしょうね。
毎朝、時計をきちんと合わせるという行為が、
仕事に対する張り合いというか、
精神にピシーっと一本通す手続きになっているのですね。
駅でのアナウンスも基本、人が声でアナウンス。
その時の言葉使いでも、
「ドアが閉まります」ではなく
「ドアを閉めます」とアナウンスするらしい。
デジタルよりアナログ!
すごく勉強になりました。