”リビング滋賀”という新聞型の情報誌があって、時々ポストに入っています。
最近見たリビング滋賀の1面の特集は、
「言葉でわかる!?あなたの滋賀度」
というものでした。
中山敬一さんという方の、耳で集めた滋賀の方言をまとめた本、
「ええほん 滋賀の方言手控え帖」
から今も使われている言葉を中心に紹介されています。
「このつるんぼし、あんないわー」
「ごえんさん、きやはったでー」
「けなるいわ」
「おおさわなこっちゃ」
「はんちゃらけでやめるな!」
「おかずぬくとめといてー」
「おばーちゃん、やーるか?」
⇒「やーれん!」「よーらん!」「やんせん!」
他にもいろいろ紹介されてます。
これらは、自分では使わないものもありますが完全にわかります。
特に僕の地元の湖北地方は、方言の宝庫です。
先日の日曜日、田舎に帰っって友人と話す機会があったので、
この話をしたところ、まだまだあるで!と言います。
「今日は、朝のすこてんから、電話で起こされて、
きゃーるというてたのに、中々こーへんので、
せんど待ちして、もうホッコリしたわ。」
⇒「ほっこり」は標準語的にはリラックスしたみたいな感じですが、
「ホッコリ」は嫌になった、疲れたみたいな感じです。
「ほっこり」は「こ」にアクセントに対し、
「ホッコリ」は「ホ」にアクセントです。
「これ、しょうもないもんで、お口汚しですけど」
「ほんな、もうごみょうさんにしとくない」
⇒「ごみょうさん」とは、ご無用さんが訛ったものらしい。
それにしても、つまらない物・口汚しと言って持ってくるのも何ですが、
無用ですと言いながら、最後にはもらうんですから、
昔はこのやりとりは訳分かりませんでした。
「おくどさんのお湯がむくってきたから、くべてある消し炭ほかしといて」
⇒まあ、今時、おくどさん(かまど)はありませんがね。
長々と書いていると、
もうええほん!せんどしたわ。ほのぐらいにしといたら。
と言われそうなので、この辺で。