名古屋:芸術と美食の旅

まだ、先週の学会の続きのお話です。
といっても、今日は一般の人にも興味を持っていただけるお話もあります。

今年の日本耳鼻咽喉科学会総会、一つ良かったのは、
スマートホン・iPadなどで
学会のプログラム等が見られるようになったこと。
(今年からかどうかは知らないのですが)

今まで、予稿集・プログラム集を持って歩いていましたが、
今年はiPad1つで、検索もできるし、
時刻にあわせて今やっているセッションなどを把握でき、
また、学会場周辺や名古屋のみどころなども見ることができ、
すごく便利でした。
学会も進歩してます。

次によかったのは、学会場から比較的近いところでやっていた展覧会が
学会員は無料でみることができたことでした。
まあ,無料でなくても、今回はボストン美術館が近いので、
是非観にいってみたいなと思っていたのでした。

名古屋ボストン美術館
『ルノワールの時代 -近代ヨーロッパの光と影-』
http://www.nagoya-boston.or.jp/exhibition/list/renoir-201603/outline.html
(↑残念!リンク切れ)

まあ、それでも、WS000019
ルノアールといえば、
今、東京の国立新美術館にばかり目が行っていたので、
名古屋はまったくマークしていませんでした。
なんとなく、ルノアール展といっても、
その他の絵があまり大したことがないのじゃないかな
と思っていました。
ところが、観に行ってみてよかったです。

どうも一番有名なのは、
ルノワールの《ブージヴァルのダンス》⇒
なんだと思いますが、
WS000020
それ以外のルノワールの作品でも、
《ガンジー島の海辺の子どもたち》も
明るくて光が感じられて
僕は好きです。

ルノワール以外でも、
モネの《チャリングクロス橋(曇りの日)、1900年》なんかは、
晩年の睡蓮よりも好きです。↓
WS000021

それ以外でも、僕が名前を知らないだけで、
素晴らしい絵がたくさんあり、見応えがありました。

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さて、学会への参加は出張でもある反面、旅でもあります。
近いとはいえ、ちょっと日常から離れることができます。
学会が終わったら、美味しいモノが食べたくなります。

名古屋なので迷いました。
名古屋名物と言えば・・・
ひつまぶし、名古屋コーチン、天むす、味噌煮込みうどん、
手羽先、きしめん・・・

けれど、今回は発表をした自分へのねぎらいということで、
ちょっといい所でご飯にしようということになりました。
嫁さんが頑張って探してくれました。

今回は、
Bistro Dia(ビストロ ダイア)さん。

いろいろな国内の食材を用いて、
きれいな器に彩りよく盛りつけてあって、
目で見て、香りをかいで、食感も楽しみ、味を楽しみ、
五感をフル動員しての食事・・・あれ?聴覚がありませんね。

そうそう!
僕達は頼みませんでしたが、
デザートにマンゴーを凍らせたものを、昔ながらのかき氷機で
すり下ろして食べるというものもありました。
これなら、聴覚で削る音を楽しむこともできますね。

お店は明るくて、気さくな雰囲気。
ソムリエさんも親切で、素敵なワインを選んでくださいました。

なお、写真のワインは、グラスでちょっとずついただきました。
ボトル全部飲んだわけではありません。念のため。
Bistro Dia