ムヒカ前大統領

先日、といってももう2週間くらい前のことですが、
ネットを見ていたら、
ウルグアイのムヒカ前大統領という方が来日されていたそうで、
いろいろなお話がネットに出ていました。

昨年3月にもインタビューなどが放送され、
ご存じの方も多いのかもしれませんが、
今まで僕のアンテナにはひかかってこなかったもので、
僕は全く知りませんでした。

この方、「世界一貧しい大統領」としてよく知られているそうです。
世界会議やどこかの国に訪問する時でも、
エコノミークラスですませたり、
誰かの飛行機に便乗したりする節約家。
ういたお金は学校を建てる資金や
慈善事業などにまわすようにしていたとか。

そのムヒカ氏のインタビューについて
まとめて記事にされている方がいらっしゃいました。
>“世界一貧しい”「元」大統領から日本人へのメッセージ
──「清貧の原点は日本人だった」
「本当に日本人が幸せなのか疑問」
http://blogs.yahoo.co.jp/moritakeue/13531353.html

>小さな国の「世界一貧しい大統領」の衝撃のスピーチ
──「私たちは発展するために生まれてきたのではありません。
幸せになるために、この地球にやってきたのです
http://blogs.yahoo.co.jp/moritakeue/12734363.html

僕も直にインタビュー番組を見たかったのですが、
あとから知ったものですから、この記事を元にお話しています。

この、
「私たちは発展するために生まれてきたのではありません。
幸せになるために、この地球にやってきたのです」

というスピーチは、現代の消費社会を痛烈に批判するもので、
世界中で高い評価を受けました。

こうしたムヒカ氏の考え方の原点は、
幼い日のウルグアイに移民してきた日本人だったそうです。
父を早くに亡くし、極貧家庭に育った少年は
近くに住む日本人家族に花づくりを教わり
生計をたてることができたそうらしい。

だから、ムヒカ氏は日本に対し尊敬の念と、
日本の歴史に深い理解をもっていたそうです。

しかし、そのムヒカ氏は、
現代の日本人はかつての魂を失ってしまっていると言われます。
西洋の悪い所をマネして、日本人の性質を忘れてしまっていると。

つまり、現代の消費社会・資本主義にどっぷりと浸かってしまい、
本当の幸せが何かということを忘れてしまっているのだと。

この話を聞いた時、ふと昔読んだ1冊の本のことを思い出しました。
明日はその本のことを書こうと思います。