2016年4月19日の日経夕刊のコラム。
コラムニストは前厚労事務次官 村木厚子さん。
風邪で寝込んだり、仕事で落ち込んだ時に、筆者は、
心の栄養補給のためとして少女マンガを読むという。
中でも「エースをねらえ!」がお気に入りだと。
「エースをねらえ!」僕も読みました!
ちょうど高校生の頃でした。
卓球部に属していた僕にとって、
テニスと卓球の違いはあれど、
このマンガほど熱心に読みふけったものはありませんでした。
「この一球は無二の一球なり!」
1920年代の日本を代表するテニスプレーヤー、
福田雅之介氏の言葉だそうですが、
エースをねらえ!の中に出てくる言葉で、
この言葉を声に出しながら、ピンポン球を追ったものでした。
まあ、日本を代表するプレーヤーと
片田舎の素人に毛が生えた程度の高校生とでは
月とスッポン以上の違いはあったのですが(笑)。
確かに「エースをねらえ!」は読むと元気が出ます。
まあ、少女マンガですから、
岡ひろみをとりまく周囲の人間(お蝶夫人や藤堂さんなど)が
みんな大人びていて、ツッコミどころも一杯ですが。
もともと本を読むのも好きですが、
マンガ・漫画を読むのも大好きです。
少年漫画も結構読んでましたが、
こちらはどちらかといえば立ち読み。
昔は1冊ずつ包装とかされていなかったので、
ジャンプとかマガジンとかは結構立ち読みしていました。
(本屋さん・出版社さんごめんなさい!)
少女マンガを読み始めたのは、
まさにこの「エースをねらえ!」からだったのではないかと思います。
もともとは妹が買っていたのを読み出してから。
それでもって、今だから白状しますが、
そのうち自分でも買って読むようになりました。
少年漫画はどちらかといえばストーリーそのものを
読み進んでいく楽しさでしたが、
少女マンガは、一度目は筋を追って、
二度目は紙面の背景なんかにちょこちょこっと書かれている
走り書きみたいなものを探して読んでいくのが楽しみでした。
当時、好きだった雑誌が「りぼん」。
当時の人気作家は、
陸奥A子・田渕由美子・小椋冬美・太刀掛秀子などなど。
・・・しかし、今ネットで検索してみると、
こうした作家の作品の画像がでてきますが・・・
なんですな、
これらを読んでいたとネットでカミングアウトするのは、
やっぱ、小恥ずかしいですな。
今見ると、すごく乙女チックです。
そりゃ、こういうの読んでたらモテませんわ。
それと、今はもう、
こうした作品を読んでも全然響かないような気がします。
ちょっと歳をとりましたかねぇ。
(まあ、読んでみないとわかりませんが)
そうそう!
その昔、結婚式の時、僕の大学の同級生が祝辞で、
僕が少女マンガのファンだとバラしてくれたことがありました。
「彼(僕のこと)の下宿に行ったら、
部屋に『おはよう!スパンク』の絵が飾ってありました。」
いや、あれはたまたま飾ってあっただけだのに!
後日、うちの嫁さんと話していてそのことが話題にでてきました。
嫁さん曰く、
「結婚前に聞いてたら、結婚してなかったかもね。
よかったわねぇ、理解のある奥さんで。」
おっしゃるとおりです。