僕は昔はそれほど桜に興味がありませんでした。
まあ、そりゃ綺麗だとは思いますが、
そんなに特別桜に思い入れはありませんでした。
桜か梅かと言われれば、
昔からどちらかと言えば梅の方が好きでした。
だって、梅の方がいい匂いがするし、
果実は梅酒や梅干しなどになって役に立つじゃないですか!
僕の実家の畑には2本梅の木があるので、
春先は梅の花を愛でて、6月になったら梅の実をちぎり、
梅酒と梅ジュース、年によって梅干しにします。
といいながら、
実を採ってきたら最後は嫁さんに丸投げなんですけど。
梅酒ももちろん美味しいけど、
梅ジュースはお腹の調子が悪いときには必需品です。
僕の場合、梅ジュースを飲めば大概は治ります。
と、まあ、梅の方が実用的で、
それでいて桜よりは地味な感じがして・・・そこがまたいいなと、
桜か梅かと問われれば、僕は間違いなく梅の方が好きでした・・・
少なくともここ5年くらい前までは。
それが、どうしたんでしょうね、
最近僕の中で桜の占める割合が増えてきたような気がします。
桜の花が咲いたと聞けば気もそぞろ。
どうか、次の休みまで花が散りませんように・・・
そんなことを祈りながら、休みの日を待つようになりました。
ちょっと歳をとってきて、
実用的な梅よりも、
一斉にパッと咲いてパッと散る、
あれだけ壮麗に咲くのに果実はつけない、
そうした桜の潔さに惹かれるようになったのでしょうか。
また今年も逢えたね。
桜を見るとそんな想いがわき起こります。
桜の開花は微妙に地方によって違いますが、
東北・北海道を除けば、だいたい3月下旬から4月上旬ですね。
ちょうど卒業や入学といった人生の節目に彩りを添える、
粋な計らいをしてくれますね。
ま、そんなことを考えながらも、
結局はお花見しながら酒を飲む!
やっぱこれですね。