まあ、試しにやってみよう!
半信半疑でしたが、滑舌の練習をやってみることにしました。
そうしたら、しばらくした頃から、不思議なことが起こりました。
難聴で通院される患者さんの中で、
(難聴について話されている時)
「人の声が、音としては聞こえるけど、
何て言うてるかわからんのです・・・
”先生の声はわかりやすいんやけど”」
それまでは、そんなことを言われたことはありませんでした。
また、嫁さんの親戚から電話があった時、
「あんたの旦那は、あんなにはっきりとしゃべる人だったっけ?」
そんなことを言われたこともありました。
まあ、元の声がそんなに良い声ではないので、
ちょっと良くなったからと言って、
やっぱり鼻にかかた声には違いはないのですが、
それでもびっくりでした。
大橋先生は、日本短波放送時代、
人よりも1時間早く出勤し、滑舌の練習を毎日されていたそうです。
その後、大橋先生が昔DJをされていた番組のリスナーの集いがあり、
参加したことがありました。
大勢の人が思い思いに話をしますと、
人の声は雑踏の中に埋没してしまいます。
ところが、大橋先生の声はそんな雑踏の中でもピシーっと通るんです。
さすがプロの声だなと、このとき思いました。
声というのは、鍛え方によって変わる!
ま、アナウンサーレベルになるには素質と努力が必要かもしれませんが、
普通の人間のレベルでも、ちょっと練習するだけでも変わる!
僕が身をもって知った経験でした。
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次の文を声を出して読んでみて下さい。
きちんと、さらっと言えますか?
「巣鴨・駒込、駒込・巣鴨(すがもこまごめ、こまごめすがも)」
「中小商工業振興会議で始まった、新春シャンソンショー」
僕は、最初、何度もつっかっかって上手く言えませんでした。
それでも、何回も練習していたら、さらっと言えるようになりました。
話し方教室では、こうした滑舌の練習だけでなく、
スピーチの際の、話す内容、姿勢、視線などについても
いろいろと詳しく教えていただけます。
興味を持たれた方は、体験講座もありますので、
一度、受講してみてはいかがでしょうか?