話し方教室と滑舌の練習2

まあ、試しにやってみよう!
半信半疑でしたが、滑舌の練習をやってみることにしました。

そうしたら、しばらくした頃から、不思議なことが起こりました。

難聴で通院される患者さんの中で、
(難聴について話されている時)
「人の声が、音としては聞こえるけど、
何て言うてるかわからんのです・・・
”先生の声はわかりやすいんやけど”」
それまでは、そんなことを言われたことはありませんでした。

また、嫁さんの親戚から電話があった時、
「あんたの旦那は、あんなにはっきりとしゃべる人だったっけ?」
そんなことを言われたこともありました。

まあ、元の声がそんなに良い声ではないので、
ちょっと良くなったからと言って、
やっぱり鼻にかかた声には違いはないのですが、
それでもびっくりでした。

大橋先生は、日本短波放送時代、
人よりも1時間早く出勤し、滑舌の練習を毎日されていたそうです。

その後、大橋先生が昔DJをされていた番組のリスナーの集いがあり、
参加したことがありました。
大勢の人が思い思いに話をしますと、
人の声は雑踏の中に埋没してしまいます。
ところが、大橋先生の声はそんな雑踏の中でもピシーっと通るんです。
さすがプロの声だなと、このとき思いました。

声というのは、鍛え方によって変わる!
ま、アナウンサーレベルになるには素質と努力が必要かもしれませんが、
普通の人間のレベルでも、ちょっと練習するだけでも変わる!
僕が身をもって知った経験でした。

——————————

次の文を声を出して読んでみて下さい。
きちんと、さらっと言えますか?

「巣鴨・駒込、駒込・巣鴨(すがもこまごめ、こまごめすがも)」
「中小商工業振興会議で始まった、新春シャンソンショー」

僕は、最初、何度もつっかっかって上手く言えませんでした。
それでも、何回も練習していたら、さらっと言えるようになりました。

話し方教室では、こうした滑舌の練習だけでなく、
スピーチの際の、話す内容、姿勢、視線などについても
いろいろと詳しく教えていただけます。

興味を持たれた方は、体験講座もありますので、
一度、受講してみてはいかがでしょうか?