先日の土曜日、会議で東京に行ってきました。
長ったらしい名前の会ですが、
要は保険審査をしている耳鼻科医が集まって、
本部の考えを聞く会です。
本年は診療報酬改定の年ですが、
在宅医療等に関する話がでてきそうですが、
日常診療にかかわるものは
現時点では漏れ聞こえてはきませんでした。
むしろ、今回の議題の大きなものは、
専門医の更新に関わることでした。
今年から専門医を更新する際の基準が変わります。
今までは医療の各分野の学会が
独自に専門医を認定・更新していたのですが、
今年から日本専門医認定機構なるものができて、
学会ごとの独自の基準を廃して、
統一的な専門医にしようというのが厚労省の考えの様です。
今までは専門医を更新するためには、
日本耳鼻咽喉科学会の総会か講習会に
年に1~2回出席すれば
まずまず条件を満たすことができたのですが、
今回はそれだけでなく、
5年間に必須の講習会3つ以上受講と、
200症例以上の診療実態を報告することになりました。
5年間で200症例ということは、
休みも考慮すると1週間で1症例ということです。
ま、今までだって実質はそれくらいの学会出席はしているし、
診療実績は何十倍何百倍もあり
(普通に診療していたらそれがあたりまえ)
それをいちいち書いて報告する必要がでてきたというのが、
なんとも面倒なことです。
ただ、年をとってきたり、身体を悪くしたりしたら、
上記の条件を満たすことでも
難しくなることが出てくるかもしれません。
これはこれくらいで良いのかもしれませんね。
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さて、ぐちはこれくらいにして・・・
会議が終わったら晩ご飯です。
いつも霞ヶ関で会議なのですが、
近くでご飯を食べに行きたくなる様なお店が
あまりないと思っていました。
今回は嫁さんも僕の仕事の終わりを待って合流です。
霞ヶ関・虎ノ門あたりのお店で
よさそうな所を気合いを入れて探してくれました。
それでこそ美食の旅です。
<シャルキュ>
http://charcut.exblog.jp/
「ここ、良さそうだから行ってみたかったのよ」と嫁さん。
霞ヶ関ビルから歩いて10分かかりません。
地下1階にあるビストロ。
料理も美味しく、お店もいい雰囲気。
写真の右下は食後酒2種。
一つはリンゴのお酒(右)。
ビンの中にリンゴがまるまる1個入っています。
リンゴの実がまだほんの小さな実だった時にビンの中に入れて、
大きく育つのを待つのだそうです。
もう一つのお酒(左)は、フランス語で「44」というお酒。
オレンジに44個の干し葡萄を差し込んだものを
44日間お酒に漬けこんだという44にこだわったものだそうです。
これで霞ヶ関ビルでの会議に来るのも楽しみになりました。