謹賀新年

新年、あけましておめでとうございます。
今年も皆様の健康にお役にたてる様に頑張りたいと思います。

サルとベンゼン環2

眠っているサルが夢で見ているのは、
サルが手をつないで輪になっている姿で、
俗に、『ケクレの夢』と呼ばれているものです。

アウグスト・ケクレは、ドイツの有機化学者で、
有機化合物のベンゼンの化学構造式を提唱した人で有名です。

ケクレがうたた寝をしている時に、
6匹のサルが手としっぽをつないでいる姿を見て、
ベンゼン環の構造式がひらめいたと言われています。

この逸話の他にも、
蛇が自分のしっぽをくわえてぐるぐる回っているというものや、
原子が手を取り合いながらピョンピョン跳びはねている
というようなものもあり、
また、ベンゼンの構造式を一番初めに提唱したのは、
他の人という話もあります。

まあ、真偽はさておき、
睡眠中に何か閃くということはありえると思います。
あるいは、睡眠に入る直前とか、
眠りから覚めた直後の、まだぼーっとした時なども、
何かヒラメクにはうってつけの時間帯かもしれません。

睡眠というのは単なる疲れをとるだけの行為ではなく、
記憶を定着させたり、脳の補修なども行っているそうです。

もし、普段から懸案事項がある場合は、
よく眠ることで解決方法がひらめくかもしれません。

そのためには、
普段から一生懸命そのことについて考えておく必要があるのでしょう。
考えて、考えて、集中していると
自分の中の無意識が他のことをしている時にも考えてくれており、
それが眠っている時や、ぼーっとニュートラルな状態の時に、
ふとしたことで解答を出してきてくれるのでしょう。

ただし、睡眠学的には寝るときの考え事はNGだそうです。
寝付けなく可能性があるからです。
また、夜中の考え事はロクな結果がでないという話もあります。
考え事は日中に頑張ってやって、
眠る時には綺麗サッパリ忘れること。
これが、一番いいのでしょう。

耳鼻咽喉科一般
自律神経
動脈硬化症
睡眠
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僕の現在の重点領域です。
この辺りを中心に今年もお話をすすめて行きたいと思います。

今年もよろしくお願いいたします。