木枯しの精

寒くなってきて木枯らしが吹く日が増えてきました。

「木枯らし」と聞いて何を思い浮かべますか?
”木枯し紋次郎”でしょうか?
”北風小僧の貫太郎”でしょうか?
僕がまず思い出す曲は、

南沙織「木枯しの精」木枯しの精

この曲は1977年11月リリース
とありますから、
僕が16才、高校生の時ですね。
この曲は知らない人が多いでしょうね。

南沙織さんについては、
この曲よりももっと昔から
テレビで見て知っていました。
けれど、僕の中ではちょっと早すぎたんですね、彼女は。

そのため、
この曲の、一つ前の『街角のラブソング』という曲がでるまでは、
単に”長い黒髪の南国風の女性アイドル”としか思っていませんでした。

ところが、「街角のラブソング」という新曲を歌うに当たって、
彼女は髪型を変えてきました。
少しだけ短くして、今までのセンター分けの髪型を、
少し左よりに分けて髪の色も少し明るくして・・・

実はその顔が、当時あこがれていた女子に似ていて、
(まあ、そう思ったのは僕だけだったのでしょうけど、その時はそう思いました)
そしたら、すごく気になってきて、
それからしばらくは南沙織のファンになっていました。

そうして、過去の曲も聴くようになってみると結構いい歌が多いんです。

♪いつも雨降りなの 二人して待ち合わす時・・・(ひとかけらの純情)

♪いくつの手紙出せば あなたに逢えるかしら・・・(哀しい妖精)

♪落葉舞い散る公園通りで すれ違ったあなた・・・(木枯しの精)

「哀しい妖精」はジャニス・イアンの曲のカバーでしたね。
彼女はジャニスが好きで、ジャニスの他の曲もよく歌われていました。

そういえば、”SAORI ON STAGE”というSaori on stage
ライブアルバムを買ってよく聴いていました。

ジャニスのLove is Blindはこのアルバムで覚えました。
アバの Dancing Queen、
ジャクソン5の I Want You Back、
バリーマニロウのI Write The Songs

こうした曲は、普段街中で有線などからふと聞こえてくる曲で、
「あれ?この曲聴いたことがあるな。」と思って記憶をたどっていくと、
高校生の頃に聴いたこのアルバムに行き着くのです。

それにしても、あのアルバム、どこに行っちゃったのかなぁ。