Let’s Study 栄養学7 Mg vol.1

前回ブログに投稿したのが7月25日でしたので、
もう1ヶ月以上も放置しておりました。

この頃、時間が経過するのが早い!
困ったものです。

前々回、”Let’s Study 栄養学6 Vitamin D vol.6”
と称して、ビタミンDの話を書きました。
”Let’s Study Vitamin D”ではなく、
”Let’s Study 栄養学”としたのは、
Vitamin Dだけでなく、他にもいろいろな栄養素についても
書いていきたいな、と思っていたわけで、
今回はマグネシウムについて書いてみたいと思います。

Mgマグネシウムは栄養素として「ミネラル」に属します。

まずは「ミネラル」の定義です。
改めて「ミネラル」とは?と聞かれると、
わかっているような、わかっていないような・・・今回も、
『栄養科学イラストレイテッド 基礎栄養学 第4版』 羊土社
をみてみましょう。

第8章ミネラルの栄養
1)ミネラルの分類と栄養学的機能
”生体を構成する多様な元素のうち、
酸素(O)、炭素(C)、水素(H)、窒素(N)の4元素が
およそ96%を占めている。
これらの元素を除いた残り(4%)の元素を
ミネラル(無機質)という。”

”ミネラルのなかには、
ヒトの必須栄養素として栄養学的に重要な元素が含まれている。
「日本人の食事摂取基準(202年版)」では、
1日の必要量が100mg以上のものを多量ミネラル、
100mg未満のものを微量ミネラルと分類し、
現在13種類のミネラルについて
食事摂取基準が策定されている。

多量ミネラル
カルシウムCa・リンP・カリウムK・ナトリウムNa・マグネシウムMg

微量ミネラル
鉄Fe・亜鉛Zn・銅Cu・マンガンMn・
クロムCr・ヨウ素I・モリブデンMo・セレンSe

これらのミネラルは、生体の構成成分や生体機能の調節などの
多彩な生理作用をもつ。
また、摂りすぎると過剰症を生じたり、
体内合成できないために欠乏症を引き起こす。”

と書いてあります。
改めて読んでみると、頭の中が整理されますね。

マグネシウムMg
生理作用:
体内のマグネシウムの2/3が、骨や歯の構成成分として
硬組織に存在する。その他のマグネシウムは
さまざまな酵素の補酵素として作用したり、
神経興奮や筋肉細胞の収縮に関与する。

欠乏症:虚血性心疾患のリスクが高まる
過剰症:下痢を引き起こす

というわけです。
なんか、知っていたような知らなかったような・・・

次回、もう少し掘り下げてみましょう。